暗号通貨取引所向けのトータルセキュリティ・ソリューションCryptoXchange供給開始

IoT・クラウド・ブロックチェーンセキュリティ専門企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長 陳・貞喜、https://www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、韓国本社、ヒューストン/米国法人)が、7月13日からブロックチェーンカンパニー・ビルダー企業であるチェーンパートナーズとの事業連携を通じて、暗号通貨取引所のトータルセキュリティ・ソリューション「CryptoXchange(クリプトエクスチェンジ)」を供給し、これを皮切りに多様なブロックチェーン・プロジェクトに参加することを明らかにした。

CryptoXchange

暗号通貨をめぐる環境の中でも、暗号通貨取引所セキュリティの必要性は、各国から同時多発的に発生した暗号通貨取引所のハッキング事故により、さらに注目を集めた。日本の場合、一時、世界最大のビットコイン取引所として名声を馳せた「マウントゴックス(Mt.Gox)」がハッキングによって約470億円に達するビットコインを盗まれる事件があった。その後、暗号通貨取引所「コインチェック」がハッキングされる事件があり、暗号通貨取引所のセキュリティに対する懸念が急増し、これが日本の暗号通貨規制の方向性に莫大な影響を与えた。以降、日本は「暗号通貨取扱業者登録制度」の実施とともに健全な暗号通貨市場の造成に向け、法的規制の制度化に乗り出した。

しかし、現在施行されている法的規制は、事実上「最小限の安全装置」である。日本で一年間取引される暗号通貨の量は、約69兆円に迫ることに比べ、取引環境の全般的なセキュリティレベルは、従来の金融関係のセキュリティレベルとは比較できないほど貧弱である。暗号通貨の基盤技術であるブロックチェーン技術が理論的にはとても安全なこととは別に、暗号通貨流通は、従来のITシステム上で起きるため、相変わらずITシステム環境のセキュリティ脅威が存在する。結局、顧客の資産を完璧に保護するためには、暗号通貨をめぐるシステムの全階層で完全なE2E(End-to-End)セキュリティシステムが構築されなければならない。

このような状況の中、韓国初ブロックチェーンカンパニー・ビルダー企業のチェーンパートナーズは、現在サービスを控えている暗号通貨取引所の「デヴィッド(Daybit)」のセキュリティを向上し、完璧なE2E暗号化を実現するため、ペンタセキュリティの「CryptoXchange(クリプトエクスチェンジ)」を導入し、これを皮切りに、今後も多様なブロックチェーンプロジェクトでも当ソリューションを活用することにした。

ペンタセキュリティが提供する暗号通貨取引所のトータルセキュリティ・ソリューション「CryptoXchange(クリプトエクスチェンジ)」は、データの暗号化やウェブセキュリティ、認証セキュリティなどの基本的な企業情報セキュリティプラットフォームを基盤にし、暗号通貨取引所に要求されるユーザの鍵管理などをより厳格なセキュリティを備えて具現した取引所向けのセキュリティソリューションである。当ソリューションは、ペンタセキュリティが独自開発した暗号通貨ウォレットの「Pallet(ペレット)」と連動し、デバイス保護に向けた使用者-デバイス間の認証や安全な鍵生成・管理、安全なデータ伝送のためのE2E暗号化セキュリティを具現して暗号通貨環境の全体にわたった完璧なセキュリティを提供する。

ペンタセキュリティでブロックチェーン事業を担当しているシム・サンギュ工学博士は「CryptoXchange(クリプトエクスチェンジ)は、暗号通貨取引所の環境的特性によって要求されるセキュリティを徹底的に具現し、暗号通貨のセキュリティ環境で総体的なセキュリティが実現されるように設計された。」とし、「これから様々なブロックチェーンプロジェクトを通じて、未来のブロックチェーン環境のセキュリティレベル向上に寄与できることを願う。」と述べた。