ペンタセキュリティ、自動走行自動車実験都市「K-CITY」にセキュリティソリューションの受注

データ暗号化とWebセキュリティ専門企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長陳貞喜、https://www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、ソウル/韓国本社、ヒュースト/米国法人)が韓国政府所管の協調型高度道路交通システム(Cooperative Intelligent Transport System、以下C-ITS)導入に向けた「K-CITYプロジェクト」で自動車セキュリティソリューション受注を通じて、セキュリティシステムを2017年12月01日に構築開始することを明らかにしました。

コネクティッドカー
<K-CITY鳥瞰図(資料=韓国交通安全公団)>

現在、世界各国では国の生産性や技術の競争力強化などを目的にし、自動走行自動車技術の開発に取り組んでいます。特に、2020年まで半自動運転車の商用化され、2030年からは完全自動運転車が商用化されるという展望により、自動車製造メーカーはもちろん、グローバルIT企業まで自動走行技術を開発するための技術開発協力を強化し、共同開発を始めるなど、市場を先取りするために多様な試みが行われています。

特に各国では自動走行自動車市場の先取りのため、実際の環境に近い環境での実験を可能にするテストベッド(Test Bed)構築に取り組んでおり、今まで世界規模のテストベットとしては米国の「M-CITY」、日本の「JARI」、中国の「Nice City」などが構築されていました。一方、今回韓国政府で自動走行自動車の商用化時期を2020年に決め、政府所管の「K-CITYプロジェクト」を通じて、事実上、世界で2番目に大きいテストベッド構築を予定中です。

C-ITS導入に向けた韓国政府所管のK-CITYプロジェクトは、韓国初の自動走行実験都市であり、2018年には完工に向け、総11億円を投入し、32万m2(11万坪)規模の実験都市を構築しています。今回のプロジェクトに含まれたセキュリティシステム項目の場合、今後の自動走行自動車の商用化において非常な重要要素として作用することになる予定で、システム構築の主体に大きな関心が集まっていました。

ペンタセキュリティは、韓国のIoTセキュリティ技術基盤のコネクティッドカーセキュリティをリードしてきた技術力を認められ、当プロジェクトで車両間の通信、車両とインフラ間の通信、車両と道路の施設物間の通信における認証や暗号化を担当することになりました。これを通じて、大田(テジョン)、世宗(セジョン)、驪州(ヨジュ)の3都市で行われるC-ITS構築事業に次いで、ペンタセキュリティのAutoCrypt(アウトクリプト)は自動走行実験都市内に、セキュリティシステムを構築する予定です。

今回のセキュリティシステム構築に活用されるペンタセキュリティのAutoCrypt(アウトクリプト)は、韓国唯一のコネクティッドカーセキュリティ・ソリューションであり、K-CITYプロジェクトで車両向けファイアウォール(AutoCrypt AFW)と車両と外部インフラ向けのセキュリティ通信システムである(AutoCrypt V2X)、車両向けのPKI認証システム(AutoCrypt PKI)を含め、自動車内部セキュリティソリューションも提供する予定です。

ペンタセキュリティCSOのDSKimは、「自動走行自動車が解決しなければならない重要課題の1つはセキュリティだ。自動走行自動車のネットワーク内外で発生する損傷は、人間の生命と直結されることを忘れてはいけない。」とし、「韓国初の自動走行実験都市のセキュリティシステム構築を担当することは、今後の自動車セキュリティ技術の基礎を強化することと同じだと思う。K-CITYプロジェクトを通じて自動走行での先にセキュリティを実現してからネットワークで繋ぐことの重要性をもう一度示す予定だ。」と言及しました。